新興市場崩壊とNASDAQの関係。株式投資の基本。

鹿1
鹿1

22年になって、早々新興市場がマザーズを初め、酷く下落していますね。

そうなんだよね。S&P500やダウジョーンズは好調です。NASDAQもそれほど、落ちていないです。だけど、よく見るとNASDAQの小型株が落ちているようです。

石井
石井

NASDAQと金利の関係

アメリカのインフレ率がかなり大きくなっていて、金利が上昇しています。インフレは一般的に購買意欲が大きいと考えられ、物の値段が上がります。消費者もそうですが、アメリカでは国民性が借金してでも、物を買う国民性と言われています。借金には当然、金利がつきものです。低金利だった、今まででしたら、借入しても返済金額は、大した金額ではありません。しかし、インフレ抑制のため、金利を上げ、借入しにくい状態にすると、インフレ抑制になり、購買行動に歯止めをかけられます。しかし、金利が上がると、返済金額が上がってしまい、生活をひっ迫してしまいます。

このように、金利上昇には、インフレ抑制は対応可能かもしれませんが、返済金額や購買意欲を損なうと、景気減速の懸念が生じます。

また、一般的にNASDAQのような新興市場がメインの市場では、企業の成長の為、借入をして、それを資本に企業を成長させます。その為、金利が変動金利で借り入れを行っていると、返済金額が大きくなり、営業利益を圧迫することになります。その為、金利上昇によって、NASDAQのような新興市場の会社は一般的に下落しやすい構造になっています。

NASDAQと日本の新興市場の関係

それでは、NASDAQの銘柄が下がると、何故日本の新興市場銘柄が下がるか。日本市場と言っても、小型株含め、外国人投資家が大勢を握っているのが、日本市場です。

当然、アメリカ人投資家は、母国のNASDAQを購入していることが多いですし、NASDAQを購入している投資家は、日本の新興市場に投資していることも多いです。

その為、NASDAQの小型株が落ちると、その補填の為、日本の新興市場で利益が出ている株を売ることが多いです。その為、私は日本の新興市場の株が最近、軟調になっていると予想しております。

東証一部のような大型株は、逆張りが有効ですが、小型株は上がるときは、永遠に上がり続ける事が多いですが、一旦下落トレンドに入ってしまうと、中々回復できないことが多いのが、小型株の特徴です。今までは上げトレンド一色でしたが、正直この後はどうなるかわかりません。

どうなるかなんて、誰もわからないですよね。わかると言っている人がいたら、まず信じない方が良いです。儲けている投資家は、期待値とファンダメンタルを考え、損失になる事も考えながら行動しています。

その為、一方向に全力でかけるような事は、株式投資ではしていません。予想をするのは良いのですが、予想と反した時にどのように行動するかが一番の鍵になります。

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