トラブルの強い味方。損害保険のあれこれ

世の中にはトラブルがあふれています。そして、トラブルの際に役立つのが損害保険です。

つまり、損害保険はめでたくない事が起きたときに役立つものなのです。余りお世話になりたくないものですが、激動の現代では必須の生活必需品です。今回は、損害保険のあまり知られていない側面をご紹介致します。

用語にご注意

未婚の子

 色々な保険種類で出てきます。例えば「別居の未婚の子は補償対象になります」なんて具合です。しかし、<未婚とは、結婚歴のない人>をいいます。未婚=独身ではありません。つまり、現在 独身でも、離婚した結果独身という人は、未婚ではないので補償が効かないということになります。ご注意です。

任意自動車保険

  • 家族を轢いたらどうなる?
    もし、被保険者が自動車を運転して、間違って自分の親や子または配偶者を轢いてしまったら、自動車保険は支払われるのでしょうか。残念ながら、任意保険の対人・対物は支払われません。
    しかし、人身傷害特約で補償が可能です。但し、契約自動車に搭乗中のときのみ補償になっていると、路上で轢いてしまったときは当然に搭乗中ではない為、補償対象外になります。
  • 酒気帯び運転・無免許運転の事故
    被害者救済の観点から、対人・対物は補償されます。でも、絶対にやらないで下さい。例え保険が補償されても、刑事罰や行政処分で罰せられます。自分のケガや車両保険は補償されません。救済する必要が無いからです。当たり前ですね。
  • 動いていれば必ず過失がある?
    よく自動車事故で、動いていたから過失があるなどと言われますが、本当に全てがそうでしょうか?自分が走行中に、後方からよそ見していた相手車に追突された―→過失割合:自分0%・相手100%です。自分が走行中に対向車線の相手車がセンターラインを飛び越えて衝突してきた―→過失割合:自分0%・相手100%です。
  • 弁護士費用特約の意義
    契約者が保険会社に、事故相手を訴えてくれということがあります。しかし、保険会社は相手から訴えられて応訴するのが通常です。弁護士費用特約が有れば、契約者から相手を訴えることが可能です。但し、何でも訴えられるわけではなく、保険会社の承認が必要となります。

火災保険

以下は、その事故の補償項目が付いている商品に加入していた場合です。

  • 雨漏りと劣化・瑕疵(欠陥)
    これからの台風シーズンでは、雨漏り事故が多発します。火災保険で補償されるのか?ほとんどの場合、雨漏りは建物の劣化や瑕疵(欠陥)が原因です。これは補償されません。しかし、台風により屋根や壁あるいは窓ガラスが損傷して、そこから雨が吹き込んだという場合は補償されます。損害の原因が劣化・瑕疵(欠陥)ではなく台風による建物への損傷だからです。
  • 配管の劣化による水漏れ
    このトラブルも非常に多いです。補償項目は<給排水設備が原因による水濡れ損害>となります。劣化した配管のヒビ等からの水濡れで建物や家財が損害を受けたとき、これは補償されます。問題は、配管の修理費用です。これは補償されません。劣化ですので。

賠償保険

  • 不可抗力
    不可抗力による損害は補償対象外です。保険だけではなく法律上も責任を問われません。例として、大地震で自宅の壁が崩れ落ち、通行人がケガをしたときなどです。
  • 賃貸オーナー様必須
    建物の管理不備により、賃借人や第三者に損害を及ぼした場合、建物オーナーに責任が掛かかることがあります。これを補償するのが<施設賠償責任保険や賃貸建物所有者賠償責任保険>です。
    例として、オーナーが取り付けたエアコンが劣化により水漏れをおこし、賃借人の家財に損害を及ぼしたときなどです。トラブルの強い味方で必須補償です。

重要ポイント

損害保険は各種法律や保険会社独自の約款が入り混じり、非常に複雑です。しかし、冒頭記載の通り<トラブルというめでたくない事が起きたとき>に使用するものです。

補償されると思っていたら全然違ったとなると、泣きっ面にハチとなります。加入するときは、補償される場合だけではなく<補償されない場合>にも注目しましょう。

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