お金持ちに保険は必要か?保険金額ではなく、保険の機能で考える

鹿1
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保険はもしもの為の物。だけど、お金持ちであれば保険は必要ないんでしょうか?

そういうわけではありません。お金持ちであっても普通のお金持ちであれば、保険は必要です。また、保険はお金の払い出しだけではなく、保険に加入していればその道のプロの集団の助けを得たりすることができます。

石井
石井

いざという時の為の保険。生命保険、医療保険、自動車保険、火災保険、その他多種多様。皆様色々な保険にご加入かと思いますが、なぜ加入するのでしょうか?

それは事案によっては、自分の資産だけでは賄えないからだと思います。では、十分な資産がある<お金持ち>に保険は不要という事でしょうか。今回はお金持ちと保険の需要について考察させて頂きます。

今回のポイントです。

  • お金があるから入らなくてもいいやという気持ちよりも、どのような保険がどのような事に対応してくれるかをよく吟味して、保険に加入するか否かを決めることを考えた方がよいと思います。

そもそも保険って何?

損害保険の起源は古く、諸説ありますが紀元前2250年頃バビロンで保険に似た取り決めが出来たと言われています。その後、古代ギリシャで海上貿易の際、船が災害や海賊に襲われて荷を失った時には荷主と船主で損害を分担するという、海上保険の原型となる習慣が出来ました。

また有事の際に損害を縮小するため、荷を複数の船に積み分散したとも言われています。

生命保険は、中世ヨーロッパで商人たちが組合を作り冠婚葬祭時や遺族の生活費の為にお金を出し合っていたそうです。日本では福沢諭吉が、西洋の制度として紹介したのが始まりです。

このように、保険は万が一に備えて皆でお金を出し合い、仲間の損害を賄うという<相互扶助>の制度です。ここでいう仲間とは保険料を支払う保険契約者ということになります。

そしてこの仕組みを集約・特化したのが保険会社であり保険商品です。

お金持ちと保険

それでは、自分で多くの資産を持っていればイザという時に仲間に頼る必要、つまり保険契約者で集めた保険料による、保険金に頼る必要は無くなるということになります。保険に加入する必要が無いという考え方に至ります。果たしてこの結論で良いのでしょうか?ここからが考察です。

「保険が不要なお金持ちって?」

ここで問題なのが<お金持ちの定義です>。いくら資産があればお金持ちなのか?言うまでもなくその方を取り巻く場と状況と立場により異なります。

会社員、個人事業主、会社経営者。独身、既婚で小さい子供が4人、既婚で子供はいないが介護を必要とするご両親が両家で計4人。

そして何よりも、いつ誰に訪れるか判らない<万が一>。こう考えると、かなりの資産が無いと安心出来ません。つまり只のお金持ちではなく<大金持ち>となります。

次に、<保険を不要とするお金持ち>についてはどうでしょうか。

  • ある人は大金持ちですが、資産の殆どは不動産です。自動車で大事故を起こすとどうなるか。相手への賠償金は不動産を売却して現金化する必要があります。しかし、被害者とその家族はそんな悠長に待ってはくれません。不動産も状況によりすぐ売却できるか判りません。
  • ある人は大金持ちで、現金資産も沢山持っています。中小企業のオーナーです。

今では珍しくない自然大災害が立て続けに起こったらどうなるか。現金以外の不動産資産等に大損害、経済状況は落ち込み保有上場株式・投資信託が下落、更に会社の事業継続にも影響を及ぼすが従業員への手当が必要となる。少なくともここ10年で決して珍しくない状況です。さすがに現金資産が足りない。

つまり保険を不要とするお金持ちは<超大金持ち、かつ現金資産も超豊富>ということが考えられます。こういった方は世の中にあまり多くはありません。

お金以外の保険の機能

保険機能を定義すると、<保険金が支払われる=めでたくない事が起きた>ということになるかと思います。おめでたいのは、ゴルフのホールインワン保険金や満期返戻金くらいでしょうか。

めでたくない事が起きるとお金だけでは解決出来ません。時間的制約や精神的苦痛が伴います。やはりそこに長けたプロと情報、機動力が必要になります。勿論弁護士さんでも良いのですが、保険の場合は各状況に特化した商品と各部署・大勢のスタッフがいます。

例えば自動車事故の年中無休24時間受付体制、建物の損害原因や修理方法などを調査する査定機能。これらが保険会社の窓口を通してワンストップで対応出来ますので便利です。こうして考えると、お金持ちであっても保険を吟味することには多大な有効性があると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?保険は確かにもしもの時に、必要な資金を抽出してくれるものです。その為、大金持ちであれば、保険は必要ないかもしれません。それは、お金に関してのみです。ただ、いわゆる1億円程のお金持ちであれば、保険は場合によっては加入しておいた方が良いかもしれません。

例えば、交通事故などは人身事故であれば、対人で1億円の損害賠償など当たり前だからです。また、保険はもしもの時のお金の支払いだけではなく、保険のプロ集団が即時に対応してくれることも多くあります。

今回のポイントです。

  • お金があるから入らなくてもいいやという気持ちよりも、どのような保険がどのような事に対応してくれるかをよく吟味して、保険に加入するか否かを決めることを考えた方がよいと思います。

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