住宅購入の前に、まず確認すべき”3つ”のポイント

住宅購入は一生に一度の高い買い物です。個人的には、住宅は賃貸ではなく、購入を勧めています。しかし、住宅は安くても何千万単位、高くて億単位の住宅がほとんどです。

その中でもより良い物件が購入できるように、購入前から万全の体制を整えていくことが、住宅購入のポイントになります。

住宅の購入を考え始めたとき、多くの人が最初に物件を探すところから始めることでしょう。しかし、住宅購入には先に確認すべきポイントがいくつかあります。

せっかく理想の物件を見つけても、戻り作業になってしまい、最悪の場合は他の人が先に購入してしまうリスクもあります。

この記事では、住宅購入の早い段階で準備すべきポイントを紹介します。この記事は、こんな人におすすめです。

  • 初めて住宅の購入を検討している人
  • 住宅の購入は何から始めたらよいのか分からない人
  • 遠方の地域で住宅を購入する予定の人
  • 分譲マンションの購入を検討している人

それでは、今回お伝えする3つのポイントです。

  • 住宅ローンの事前審査は購入前に行うべき。
  • 周辺環境のチェックは、用途地域で簡易チェック。しかし、ネットだけではなく、最終的に現地確認
  • ネットの口コミは大切に。

です。

住宅ローンの事前審査(仮審査)

必ずクリアしておきたいポイントは、自分が住宅ローンの審査に通る状態なのかを確認するための事前審査(仮審査)です。住宅ローンの審査は年収額だけではなく、過去の信用情報機関の記録や健康状態なども審査されます。

いざ住宅購入の手続きが始まっても住宅ローンの本審査で否決になってしまえば、自身だけでなく不動産会社、売主等ともに時間の損失になってしまうでしょう。

また、事前審査(仮審査)が通っていない状態では不動産会社、売主から真剣に相手にしてもらえないこともあります。

理想の物件を見つけても、住宅ローン関係で足踏みをしていると他の人が先に購入してしまうリスクもあります。

住宅ローンの事前審査(仮審査)は、オンラインで手続きが完結して数日で結果が出る銀行もありますので、まずは申し込んで自分の借入可能額の目安も知っておきましょう。

周辺環境のチェック

物件の周辺環境に関しては、遠方であったり、単純に歩き回る時間が無くてチェックが浅くなりがちです。

Googleマップ等を活用すれば、どのような施設やお店があるかなどの事実を知ることはできますが、土地の雰囲気といった感覚的なことまでは知ることができません。

そこで有効な手段として、用途地域の区分を調べる方法があります。

まず用途地域とは、国が土地の使い方を住宅系、商業系、工業系の大きく3種類に分けて指定している地域のことです。

その3種類は、建ててもよい建物の種類や大きさでさらに13つの区分に分けられています。用途地域は市区町村のホームページ等で調べることができます。

自分が住宅を購入したい地域の用途地域を把握しておくことで、理想とする環境にどれほど近いのかを知ることができます。

例えば、用途地域の区分である準工業地域、工業地域にも住宅を建てることができるため、閑静な住宅街を理想とする人には合わない雰囲気の場所かもしれません。

用途地域は、実際にその土地に行かなくても、地図では分からない情報を知ることができる有効な手段であると言えます。

ただし、投資物件でもない事から、最終的には、現地に赴き、雰囲気や周辺環境をよく観察することをお勧めしています。

なぜなら、お隣さんなど、どのような方が住んでいるか、現地に赴く事でわかる事もあります。また、予想以上に周辺の雰囲気が自分に合っているかどうかというのは、長年暮らす事を考えると、結構重要な事だったりします。

ネットの口コミ

新築の場合は例外になってしまいますが、主に分譲マンションの場合はそのマンションの一般公開されたコミュニティサイトが存在することがあります。

実際に生活している人の声を聞くことができるため、不動産会社が教えてくれないような情報をメリット・デメリット含めて知ることができます。

また、それらの情報の中でも分譲マンションに関して注視しておくべきポイントは管理組合の活動状況です。

マンションの管理組合は、住民たちが自主的に運営することになっているため物件による個体差が出やすく、活動状況は将来的な不動産としての資産価値にも影響するため、将来的な売却を視野に入れて物件を購入する場合はしっかりと確認すべきポイントです。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。住宅購入に際して、物件の内覧などをする前に確認しておくべきポイントを紹介しました。どれもインターネットで簡単に調べることができる内容なので、まず動き出す前に準備をしておきましょう。

それでは、今回お伝えした3つのポイントです。

  • 住宅ローンの事前審査は購入前に行うべき。
  • 周辺環境のチェックは、用途地域で簡易チェック。しかし、ネットだけではなく、最終的に現地確認
  • ネットの口コミは大切に。

です。

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