物価上昇とインフレ。いつ物価上昇が止まるか?

鹿1
鹿1

最近物価上昇が話題になっていますね。

そうだね。もう30年近い物価が下がる(デフレ)の国、日本でも物価上昇が話題になっています。

石井
石井

物価上昇はいつ止まるかを述べていきます。しかし、物価上昇がいつ止まるかというのは断言はできません。それは、ある政策にかかわっています。それでは、インフレの詳しい説明や政策の説明をして、述べていきたいと思います。

物価上昇とインフレの関係

今回は、最近話題になっている、物価上昇。サラリーマンの方でも、身近な食料品や電気代など色々な物価が上昇し始めている事が気になっていると思います。

まずは、物価上昇とインフレは何が違うのか、簡単に説明したいと思います。インフレはインフレーションの略で、インフレは簡単に言うと、物の価格が上昇して、相対的にお金の価値が下がります。そう、インフレーションと物価上昇という事は、全く同じなんですよね。では、次に物価上昇は何故起こるのかを解説していきます。

なぜ物価上昇が起こるのか

直近では、食料品や電気代の上昇があります。ではなぜ、これらは価格が上昇するのか、身近なもので考えていきます。まず、日本は島国です、ほとんどの製品は輸入品に頼っている物が多いです。

製品を輸入するにしても、飛行機で運んだり、船で運んだりするため、ガソリン代がかかります。そのガソリンは最近では、高騰しているんですよね。何故なら石油自体が高騰しつつあります。石油からガソリンを精製しているため、直結するんですよね。また、電気代も燃料費高騰の影響を受けて、近年は電気代が上がりつつあります。最近電気代は太陽光発電、原子力発電、火力発電など色々な発電方法で、電気を作成しています。太陽光は、太陽が照っている時間でないと、電力が作れません。そこで、夜間の時間などは、火力発電などに頼らざるを得ないのです。原子力でも良いのですが、日本では、東日本大震災の影響から、原子力の稼働がかなり低いんですよね。その為、火力発電所に依存することになるのですが、火力発電は石炭、原油、LNGガスなどのエネルギーに依存しています。その為、先ほどもガソリン高騰にもつながる資源価格の高騰は、電気代にも直結してしまうんです。

では、何故石油などのエネルギー価格が高騰しているのでしょうか?それは、世界中が金融政策で、インフレになるような政策を取っているからです。

コロナが蔓延している今、一時的にお金の流れが止まり、失業者が沢山出たり、飲食店が潰れたりと色々ありました。それは人流を止めるために、各国がロックダウンや人流抑制をしたためです。しかし、経済活動が止まると、生活に困る方が現れます。

そこで、政府は一時的な救済策で、多額のお金を刷って、低金利で市中に貸し出しや配布を行います。銀行が困っている飲食店に低金利でお金を貸し出したり、飲食店や企業に人流抑制に協力すれば、給付金を出したりなどをしています。

このように、お金を日本銀行というところが増産していくのですが、お金を刷ると、お金の価値がさがってしまうんですよね。。これは、お金お価値が下がると相対的に物価が上がってしまう事になるのです。ちょっと難しいかもしれませんが、この程度に覚えておくと良いと思います。お金が増えると、物の価値が上がる。

物価上昇が止まるのはいつ?

それでは、いつ物価上昇が止まるのか、少なくとも物価上昇は日本銀行含めた、各国の中央銀行がインフレ政策をやめない限り、物価上昇は止まりません。アメリカでは、インフレが年率7%代まで突入してしまったため、アメリカの中央銀行は、インフレを恐れて、インフレ抑制に入っています。その為、アメリカでは中央銀行がインフレ管理できるのであれば、物価の上昇は止まると思います。インフレ対策は、金利を上げる事で、物価の上昇を抑えることになります。金利を上げるという事は、お金を借りている人や、これから借りる人が金利支払いが増える為、消費ができにくくなります。その為、購入意欲が減少。物が売れなくなると、物価を下げなければ、物が売れません。その為、物価を下げる傾向にあり、インフレが抑制されることになるというのが一般的です。

しかし、アメリカでは、インフレ抑制を行い始めたものの、肝心の日本はインフレ政策を続行しています。2013年から年率2%のインフレ政策を取っていて、日本はあれから、かなりの年月が経ちましたが、2%のインフレにはなれていません。あの頃に比べると物価は上がっていると感覚的には思っていますが、年率2%なので、それに達していないだけですね。0.5%位の物価上昇は年率あるはずなので、少なくとも、2013年当初よりかは物価は上昇していると思います。

さて、話を戻すと、物価上昇がいつ止まるかは、アメリカは物価抑制のため、お金を刷ることをやめています。しかし、日本はインフレ政策をまだとっているため、これをやめなければ、物価上昇は止まりづらいと考えてい良いでしょう。

物価上昇は、日本銀行のこの後の行方にかかっています。物価抑制政策を行わないと、インフレは解消されませんが、日本銀行の政策にかかっています。ただ、近年はアメリカがインフレ抑制に入り始めたことから、日本の政策もインフレ抑制の議論がされ始めています。もしかしたら、もうそろそろインフレ抑制の政策になるかもしれませんね。

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