サラリーマンがトランクルームを経営する4(設備・集客初編)

前回は、設備やライバル調査に関して説明してもらったね。

また、ライバル調査も考えてみました。平米数単価で考えて価格設定をしていくと良いのかな。
今回は設備の中でも一番重要な、トランクルームの部屋の割り振りや、部屋をどのように作っていくかを考えていきます。

今回お話しするポイントは以下です。
- 一度埋まれば小分けの部屋の為、退室のリスク分散される。
- トランクルームの元となる工法。一番使われていて無難なのは、アルミパーティション
- トランクルームの集客。ホームページを作ってポータルサイトの使用。
です。
トランクルームの作り方は連載化しています。宜しければこちらのサイトもご覧ください。
2.トランクルーム投資で、失敗しない為の作り方(土地の選定やフランチャイズの利用)
3.レンタル収納の経営方法(設備で必要なものやライバル調査)
4.サラリーマンがトランクルームを経営する(設備・集客初編)
5.サラリーマンが経営する、レンタル収納の作り方(ポータルサイトと集客編)
6.会社員が経営する、レンタル収納の作り方(集客や管理・運営編)
トランクルームのメリット
トランクルームは埋まるまで時間がかかる性質がありますが、一度埋まってしまうと、大きな部屋を小部屋化したものなので、部屋の退室リスクは分散されます。
例えば、60平米の部屋を家賃10万円で借りて貰うのと、60平米の部屋を小分けにして30部屋作り、12万円で借りて貰った場合、後者の方が30部屋に分散されているため、1つ退去されても家賃は数千円ダウンの為、退去リスクはかなり減ります。私は、一度埋まってしまえば、退去による空室リスクが分散できるため、トランクルーム経営の方が好きです。
また、一度埋まってしまうとトランクルームは、余りすることがないので、サラリーマンの方もトランクルームの経営をすることが向いています。契約などは、一部会社員の方では、対応しづらい部分もありますが、バイトを雇ったり、不動産会社に依頼したりと工夫次第で意外に簡単に経営できてしまうものです。
トランクルームの材質・工法など
トランクルームの内部の一番の要である、トランクルームの材質・工法です。大きく分けて3つになります。
- アルミパーティション型
- 特注鋼板製
- 木造式
になります。アルミパーティション型は、現地で組み立て易いものが多く、パーティション型を購入すると、現地で職人さんに組み立ててもらいます。アルミパーティション型は、その即時に組み立てやすい事から、仮に経営していたトランクルームが不振であった場合、場所を変えたい等があれば、直ぐに引っ越し組み立て直して、再経営を計れます。
また、木造施工もあり、これはハウスメーカーなどが使用する家のドアを作って施工します。その為、通常はリフォームの会社などでも頼めば対応可能です。
よくトランクルームで使用されるのは、アルミパーティションです。
レンタブル比とは?
トランクルームの素材が何を選べばよいか決まったら、次はどのようにトランクルームを配置していくかです。トランクルームは仮に部屋が100平米あり、全て100平米が部屋であるという事はありえません。通常小分けに部屋を分けていくので、廊下もあれば台車置き場のような共用部もあります。
レンタブル比とは、部屋とそれ以外(例えば廊下など)の割合をいいます。具体的には、部屋全体が100平米、小部屋が60平米だと60/100でレンタブル比は60%という事になります。
不動産事業者は、このレンタブル比が大きくなるように部屋の割り振りを決めていきます。何故なら、平米数単価が固定であれば、レンタブル比が大きいと、実使用面積と平米数単価をかけた物が家賃になるためです。レンタブル比が大きいと小さいものより、家賃が大きくなるためです。
このように、トランクルームの内部を設計し、設備を整えると、開業可能になります。
トランクルームの集客方法
開業可能な状態になると、一番の肝の集客になります。集客はどの商売でも一番の難関。広告を出さなくても、並んでくれる繁盛店になるまでは、ひたすら広告が必要になります。
トランクルームの集客も以下のような物が考えられます。
- ランディングページを作成
- SEO流入を狙う
- SNSを使ってマーケティング
- 口コミサイトに登録
- ポータルサイトに登録
- ソーシャルメディアで広告出稿
- リスティング広告
- チラシ
- ダイレクトメール(DM)
- FAXDM
- 紹介制度を導入
- 無料セミナー
- 新聞広告
- 顧客リストに対して挨拶
- 飛び込み営業
など多岐にわたります。この中でも有用なのが、ポータルサイトに登録、ランディングページを作成、SEO流入を狙う、ソーシャルメディアで広告出稿、リスティング広告、チラシを配るなどです。
やはり、最近では特にインターネットからの流入が多い為、インターネット集客の存在は忘れてはなりません。
その為、ホームページを作る事は勿論の事、そのホームページを使って、SEOから顧客に流入してもらう事が、重要になってきます。
SEO・・・グーグルやヤフーなどの検索エンジンで、お金を払った広告枠以外で、上位に表示される事。
リスティング広告やトランクルームのポータルサイトの登録も必要になります。特に、最近ではポータルサイトは安価で広告効果が高い為、登録すべきと考えます。
ポータルサイト・・・トランクルームが各地域でどこにどのような店舗があるかまとめた物。
リスティング広告・・・グーグルやヤフーなどの検索エンジンで、お金を支払い、上位表示もしくは、1,2ページ目にしてもらう事。
まとめ
いかがでしたでしょうか?サラリーマンの方がトランクルームを経営するのは、難しそうな感じがしますが、シリーズ化して、順番通りに解説していけば意外に簡単な事がわかっていくと思います。その為、次回以降も続けていくので楽しみにしてください。今回お話ししたポイントは以下です。
- 一度埋まれば小分けの部屋の為、退室のリスク分散される。
- トランクルームの元となる工法。一番使われていて無難なのは、アルミパーティション
- トランクルームの集客。ホームページを作ってポータルサイトの使用。
です。
次回は、集客の部分は重要なので、具体的に集客する際、ポータルサイトの種類。ホームページをどうやって作るかなどを解説していきたいと思います。
トランクルームの作り方は連載化しています。宜しければこちらのサイトもご覧ください。
2.トランクルーム投資で、失敗しない為の作り方(土地の選定やフランチャイズの利用)
3.レンタル収納の経営方法(設備で必要なものやライバル調査)
4.サラリーマンがトランクルームを経営する(設備・集客初編)
5.サラリーマンが経営する、レンタル収納の作り方(ポータルサイトと集客編)
6.会社員が経営する、レンタル収納の作り方(集客や管理・運営編)
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