レンタル収納の経営方法3(設備で必要なものやライバル調査)

前回までは、レンタル収納に適している、土地や店舗の紹介をしました。
はい、また忙しい会社員の方には、採算が合えばフランチャイズも考えても良いというのも伝えていますね。


今回は、レンタル収納は、競合が多数いる為、そのライバル調査や、また、経営を立ち上げる上で備品が必要になってくるので、その説明をしたいと思います。
今回お話しするポイントです。レンタル収納を経営するには、価格のライバル調査や、設備のライバル調査が必要です。
- ライバル調査のポイントはサービス・設備と、平米数単価。
- 設備は過剰なら良いわけではなく、必要最低限でも大丈夫。
です。
トランクルームの作り方は連載化しています。宜しければこちらのサイトもご覧ください。
2.トランクルーム投資で、失敗しない為の作り方(土地の選定やフランチャイズの利用)
3.レンタル収納の経営方法(設備で必要なものやライバル調査)
4.サラリーマンがトランクルームを経営する(設備・集客初編)
5.サラリーマンが経営する、レンタル収納の作り方(ポータルサイトと集客編)
6.会社員が経営する、レンタル収納の作り方(集客や管理・運営編)
レンタル収納のライバル調査
ライバルとの設備や料金の比較

レンタル収納を始める上で、奥深いへき地でもない限り、必ず近隣施設にライバルが存在します。加瀬倉庫、キュラーズ、ライゼボックス、ランドピア、収納PITなど余り名前は知られていないと思いますが、このような業界の大手が首都圏にはあふれかえっています。
それでは、このような会社が周辺にいるから、出店を控えるか?答えはNO!です。誰でも名前が知れている会社であれば、そのネームバリューや安心感で契約してしまう方もいるでしょう。
しかし、そこまで名が知れていない会社の場合、もし、仮にあなたが、トランクルームの会社を立ち上げたとしても、サービスと料金や立地など色々な要素で、あなたの会社が選ばれる可能性は大いに残されています。
それでは、ライバル会社をどのように調査して、どのようなサービスや価格を提供すれば、ライバル会社に勝てるのか、考えていきましょう。
ライバル調査をする際、必要な項目は、
- 料金
- 店舗の階数
- 駐車場の有無や、車を止めやすい環境か否か
- 上階の店舗なら、エレベータの有無
- セキュリティ
- 空調設備
になります。最近では、店舗が表通りに面しているかなどは、余り関係ないです。もう、ほとんどのトランクルームはインターネットで検索されます。
その為、SEO対策(*1)やポータルサイトに登録しているか否かで大きく変わります。勿論、トランクルームの前を、たまたま通りかかった方がいれば、見込み客になりますが、トランクルームを使用するような方であれば、インターネット世代が多い為、もしサービスが悪ければ、他の店舗に流れてしまいます。その為、サービス、料金を充実させ、インターネット集客で見込み客を増やしていきましょう。
(*1)SEO対策・・・グーグルやYAHOOで、見込み客が検索した時に、上位に表示される工夫をする事。グーグル等の検索は上位や下部には広告枠が表示されることが多く。それ以外はブログや会社のホームページが表示されます。広告枠以外のホームページの中で上位表示しやすい対策をSEO対策と言います。1ページ目の上の方に表示されていれば、見込み客の目にも止まりやすいです。

ライバルとの平米数単価比較など
バイク駐車場の運営の時も話しましたが、ライバル調査との比較は設備の比較はもちろんの事、値段の比較は絶対にされてしまいます。その時、何畳タイプでいくらなのか、平米単価で幾らなのかが重要になってきます。
*平米数単価・・・使用平米数を価格で割ったもの。1帖タイプ(1帖は1.65平米)が5000円だとしたら、平米数単価は5000/1.65=3030円/平米
また、そのトランクルームに事務手数料や保証料、管理手数料や鍵の再発行手数料、キャンペーンで何か月無料や半額など、お金にまつわるサービスが各社で異なってきます。
その為、以下のような表を作成して、ライバル調査をしていきましょう。
会社名 | 平米数単価(円/m2) | 事務手数料/保証料等 | キャンペーン |
K社 | 3300 | 有(1万円)/有(1万円) | 3か月半額 |
Q社 | 3030 | なし/なし | 1か月無料 |
自社 | 2900 | なし/なし | 2か月半額 |
このような感じで、ライバル調査をしていけば、金額的な面でどの会社が優位なのか判断がつきやすいです。また、設備面でもこの表に追加して、調査していきましょう。
トランクルームで必要な設備
トランクルームで必要な備品は以下になります。
- 電気(人感センサーであれば尚良い)
- 空気清浄機(エアコン)
- 台車
- 書類を書く机
- セキュリティ(防犯カメラ)
- 扇風機
- 除湿器
- 駐車スペース
- 消化設備
トイレは必要ありません。最低限必要なのは、電気、除湿器、台車、セキュリティになります。セキュリティは屋内型であれば、鍵があれば普通は問題ないですが、防犯カメラなどがあれば、使用者も安心できますが、運営する側も安心できます。

私もトランクルームを経営していて、ごみを何度か放置されたのですが、防犯カメラがあればよかったです。
机も見込み客と見学を終わらせ、契約する際に、机も必要になりますが、もし代用できるものがあれば、特に不要です。
また、台車や電気、除湿器は必須になります。扇風機は、不要かもしれせんが、あった方が良いでしょう。また、害虫駆除なども置いておくと良いかもしれません。
除湿器もエアコンがあれば良いと思います。しかし、大手の収納PIT等は除湿器を置いてあるだけで、エアコンなどは必要としていませんでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回お話ししたポイントです。
- ライバル調査のポイントはサービス・設備と、平米数単価。
- 設備は過剰なら良いわけではなく、必要最低限でも大丈夫。
でした。
トランクルームの作り方は連載化しています。宜しければこちらのサイトもご覧ください。
2.トランクルーム投資で、失敗しない為の作り方(土地の選定やフランチャイズの利用)
3.レンタル収納の経営方法(設備で必要なものやライバル調査)
4.サラリーマンがトランクルームを経営する(設備・集客初編)
5.サラリーマンが経営する、レンタル収納の作り方(ポータルサイトと集客編)
6.会社員が経営する、レンタル収納の作り方(集客や管理・運営編)
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